我が青春、90年代

先日、ファイナルファンタジー7(以下FF7)のリメイクが発売された。ゲームに興味のない人でも、FFという作品の名前くらいは聞いたことがあるのではないか。リメイクということは、元々は97年に発売された。

この元々のゲーム、(あ、ネタバレ若干含むかも…)所謂ラスボスが自分の内側、心の中(正確には細胞の中なのかぁ)にいるという設定。何とも90年代っぽい設定だったと今になって思う。

わちきにとって90年代の大きな出来事といえば、バブル崩壊地下鉄サリン事件阪神・淡路大震災湾岸戦争エヴァンゲリオン放送開始、ノストラダムスの大予言とかかなぁ。

勿論、いい話題もあるだろうが、性格のせいかネガティブなものの方が記憶に残りやすい。

アニメにしても、それまでの作品は明確な敵がいてそいつをやっつけろー、みたいな流れが主流だった(と思う)。ガンダムが、リアルロボットアニメの魁としての金字塔を打ち立てたが、敵は明確に同じ人間だった。しかし、90年代の事件や出来事を振り返ると、エヴァにしてもFF7も得体の知れない何かに人類は立ち向かわなくてはいけないタイミングだった印象が強い。

今後も、人類の敵は同じ人類であるという前提は変わらないが、得体の知れない新型コロナウイルスの蔓延で、表現者の作品や人々の生活に変化をもたらすと思う。会議や飲み会の遠隔化、生活のミニマム化、この危機を乗り越えた先の生活はまたきっとガラリと変わる。

2020年代を良い青春だと振り返られる礎を今は静かに築こうと思う、休日の朝なわけで。

あ、いいこと言った気。

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