錬金術師

日本の経済において、お金より大切なものがある。それは、サービスを供給する能力だ。

日本政府が国債を発行し、それを日銀が買い取れば何ら問題ない。日銀は政府の子会社だからだ。例えば、トヨタダイハツからお金を借りたとして、そのお金は返す必要があるのか?という事に等しい。

①政府は1,000兆円の国債を発行する

②子会社の日銀から1,000兆円もらい公共事業・補助金・バラマキ、名目は何でもいいが配る

③受け取った人は貯金やローン返済ではなくバンバン使う(返済や貯金は、経済の流れからお金が外れちゃうから)

これでいいんでないかい?と切に感じる。特に、食品や医療サービスを提供する人々に手厚く配る。

これが、ユーロに加盟している国や通貨の信用度が低い国では出来ないが、日本では出来るのだ。ただ、日銀が直接政府から国債を引き受けることは出来ないが、閣議決定すれば出来るとのこと。

何だ、結局出来るんじゃん。さながら錬金術師じゃないか。しかも、賢者の石まで持ち合わせているチートっぷり。お金を大量に発行した弊害として懸念されるのが物価の上昇だが、かつてのドイツやジンバブエの様なハイパーインフレが起こる事は考えにくい。直近の総務省のデータでも消費者物価指数は0.6%(政府・日銀の目標値は2%)。ただでさえ供給能力が逼迫しているんだ、せめて財布に余裕があれば不安も少しは解消されて無用な買い占めも減るのでないか、と思う(希望的観測…)。

コロナでも人が死ぬが、このままでは政府までもが人を死に追いやる事になる。

英断、などではない。ゲームのルールブックをもう一度読み直す程度の判断力で十分だと思うぜ。

しかし悲しいかな、今の政治家を選んだのも我々国民というのもまた事実。

政治家こそ錬金術で作れないものかと憂いてしまうのだ。荒川先生、政治家の錬成陣書いてくらはい。

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