24

諸々のプライベートが落ち着いたので、徒然なるままに書いちゃおうかと。

昔から、24時間テレビがどうにも好きになれない。最早アレルギーに近いかもしれない。何で好きになれないのかなぁ、と考えてみました。

これから文章を書くにあたって、健常者・障がい者と記述しますが、気持ちは便宜的に使用するんだぜ。

24時間テレビといえば、障がいを持っている方が、あれやこれやと頑張って視聴者に感動を届け寄付金を募る、といった番組内容(だと思っている)。

 

1、そもそも「感動するでしょ!?」と見せられたものが好きでない

天邪鬼なのかぁ?自分。基本、多くの人に分かりやすく感動を伝えなくては番組として成り立たないので、どうしても分かりやすい内容にしなくてはいけないと思う。所謂、ベタというやり方。自分は、「分かる人に分かればいい!」みたいな作家性が強い人が好きなのであります。だから。

2、バリバラの影響

近頃、24時間の裏でNHKが「バリバラ」という番組をぶつけてきている。そして、出演者がわざわざ「24」と書かれた黄色いTシャツを着るというアンチっぷり。この番組、障がいを持っている方も出演し、本家のことを「感動ポルノ」と評している。

ja.wikipedia.org

そもそも、障がい者は頑張らないといけないのか?頑張りたくない人だって当然いると思う。

それに、だらだらするのは類人猿からの本能らしいので仕方ないって。

 

しかし、まだ何か腑に落ちない。単純に24時間テレビを異を唱えるだけでもしっくりこない。

事実、障がい者の所得は健常者の所得より低いとのこと

sakuya-shougainenkin.com

GAINAX元代表岡田斗司夫氏も言っていたが、バリバラの影響で24時間テレビの本来の目的である「募金」に支障が出るのも事実なのではないかとのこと。そして、所得が低いのであれば、何らかの方法で確保しなければいけない。

多分、自分が感じていたアレルギー的症状は、無理やり感動させるのではなく、純粋に面白い物を作ってお金を募る方が余程潔い、というところにある。「感動するでしょ!?お金ください」よりも「これいいでしょ!?お金ください」の方が好き。

俺らだって、ダンスやら芝居やら好きだからこそ、いかにして品質を上げていくかに注力するわけだし。その上で料金をいただく。

感動のテロリズム的24-Twenty Four-はもう結構で、関係者が本気でいいものを作って見せてお金を頂く。これが好き。

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