Ultimate deflation

ちょっと前に、AIに奪われる仕事ランキングみたいなやつを見た。

記憶にある順位が高かった仕事は、医者とか弁護士とか、社会的地位が高い職業だった。幸か不幸か、自分が携わっている介護の仕事は順位が低かった。

このままAIが発達し、人間がやっている仕事を代替していき、ほとんどの仕事をしなくて済んだとしたらどうなってしまうのか?

工場ではロボが車や家電、工業製品を作る。農場でも同じくロボが野菜や果物を作る。病院に行ってもロボが問診・診断・投薬をしてくれ、警察官も屈強なロボが犯罪者を追いかけ回す。政治も利害関係などない判断で淡々と行われていくのだろう。物流もドローンがこなす。

様々な物をロボが生産し運搬するとなると、物の値段はどんどん下がっていく事だろう。人件費がかからないし、素材もロボが作っている。そもそも、お金が無くても別にいいんじゃね?という世の中になる。

まぁ、実際はどこかで規制が入るだろうからそこまでいくかは疑問だけど。

はてさて、人間はというと、「生きる」という事に今以上に意味を見出そうともがいているのではなかろうか。宗教や芸術とか、形にならないものに注力している事だと思う。

だがしかし、現在のAIでさえも聴き分けが出来ないほどに素晴らしい音楽を作れるらしいじゃないか。むしろ、AIの音楽の方が良いという意見が多いとか。こうなったら、絵画や舞台、その他の芸術分野も取って代わられるのも時間の問題かなぁ。

そうなってくると、ますます人間が暇を持て余す事必至だ。

するとどうなるのだろうか、と予想してみた。先ず、仕事をしていることがステータスになると思う。人でなければ出来ない、代替が難しい分野。その頃の技術で代替不可能なものがどれだけあるかは未知数だが、自分が携わっている介護職はなかなか生き残るのではないか?

今現在、介護職の社会的地位はかなり低いが、何十年何百年後には下克上を無事に果たして、インテリジェンス層がこぞって職を奪い合う!?とか。ピクサーの「Wall E」みたいな世界観なイメージ。

この未来は果たして明るいのだろうか…

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